富野由悠季総監督によるガンダムシリーズ最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』で、メカニカルデザインを担当する安田 朗氏、形部一平氏、そしてバンダイ ホビー事業部 開発チームの岸山博文氏によるスペシャル対談が到着した。
対談は、ガンプラ「HG ガンダム Gのレコンギスタシリーズ」の発売スタートを記念して行われたもので、安田氏と形部氏が富野監督と一緒に仕事をすることになった経緯や、それぞれがデザインしたモビルスーツについて、さらにはガンプラ化までの道のりなどが語られる。
全文はバンダイホビーサイトで公開されているが、今回特別にその一部をお届けしていこう。
HG ガンダム Gのレコンギスタシリーズ発売スタート記念
安田 朗×形部一平×岸山博文 スペシャル対談
富野監督みずから招集した2人のクリエイター
──「ガンダム Gのレコンギスタ」は、富野由悠季監督が15年ぶりに手がけるガンダムシリーズになります。富野作品に参加されるのは、安田さんは「∀ガンダム」、「OVERMAN キングゲイナー」以来、形部さんはほぼ初めてということになります。
形部: 僕がこの企画に参加したのは、まだ「ガンダム」の冠も付かない、判然としない段階だったんです。
安田: 僕が入る一年前くらいでかね?
形部: そうですね。2010年の終わりくらいにケータイに非通知でかかりはじめて。後からそれは富野さんからだっと知って驚いていたら、今度は自宅の電話に直接かかってきて(笑)。
岸山: それまで富野監督とはお仕事での接点はなかったんですか?
形部: 以前にROBOTさんというCG会社と富野監督の映像作品に参加していました。その企画は無くなってしまいましたが。そこでは参加した記念に写真を一枚いっしょに撮っていただいて。良い思い出になったなと思っていたくらいで、まさかまた仕事をご一緒出来るとは思ってなかったです。
岸山: 富野監督は形部さんのデザインを絶賛されてましたよね。
形部: 違うんですよ。富野さん、僕のことをいまだにシューズデザイナーだと思っているんです(笑)。インタビューのたびに言われていて。僕の本業はイラストレーターで、ナイキやアディダスの広告イラストを描いていたので、それが強く印象に残っているんでしょうね。
安田: 僕もかなり前からお話はいただいていて、西村キヌさん(デザインワークス)と吉田健一さん(キャラクターデザイン)は入ってほしい雰囲気ではあったんですけど、そのときは忙しくなっていて参加できなくて。でも、サンライズさんの新年会で富野さんから「安田、助けろ!」と言われたんです(笑)。それは酔っぱらっている自分を助けろなのか、企画を助けてほしいのかわからなかったんですけど、じゃあ一応考えておくか……と思って(笑)。
岸山: それが2011年ごろですね。
安田: それで正式に声がかかる前から、キヌさんから資料を取り寄せてもらって、デザインの基本的なところは考えていたんです。
▲2014年8月公開「ガンダム Gのレコンギスタ【特別先行版】」メカデザインは3年以上前から始まっていた。
▼ スペシャル対談の続きは「バンダイホビーサイト」で!
http://bandai-hobby.net/g-reco/
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