英語音声・日本語字幕版を上映！「サンフェス2017翔雲」サンダーボルト DECEMBER SKY上映会レポート

▲左から司会・漫画家の曽野由大さん、菊地成孔さん、小形尚弘プロデューサー

サンライズとバンダイナムコピクチャーズの作品を上映するイベント「サンライズフェスティバル2017翔雲」では、8月15日（火）に新宿ピカデリーにて『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』のレイトショーが開催された。

イベントでは、本作の英語音声・日本語字幕版が上映されたほか、上映後にはトークショーを実施。ゲストとして、音楽を担当する菊地成孔さんと小形尚弘プロデューサーらが登壇し、制作秘話などが披露された。

それではイベントの模様を早速レポートしていこう。

▲海外版の上映ということで、サンライズの海外担当・萩野あかねさんも登壇し、英語版の音声収録は、日本とは違いキャスト1人ずつで行うということで、レコーディングには時間がかかるなど、海外版を制作する際の裏話などが披露された。また、来場者には外国の方もいるということで、曽根さんによる同時通訳も実施！

▲菊地さんからは楽曲について、「映画以外は全て本編を見る前に音楽を作るので、オーダー表と事前の打合せから楽曲の作成を行った」と語った。また、楽曲のコンセプトとしては「主人公2人が戦闘中に聞いている音楽」をイメージして作ったことも明らかに！

▲英語版の音響監督・Stephanie Shehさん、ダリル役のJohnny Yong Boschさん、クローディア役のCherami Leighさんからのコメント映像も上映された！なんと、Stephanieさんは『ガンダムUC』のオードリーを、Johnnyさんは『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュを、Cheramiさんは『鉄血のオルフェンズ』のクーデリアも演じているとのことで、その演技の幅の広さに会場からは驚きの声が上がった！

▲小形プロデューサーからはアフレコでの裏話として、嘔吐シーンは音響監督のこだわりが詰まっていることを明かした。内容物や水分量なども考慮して役者さんには演じてもらったという。

▲スクリーンでは『BANDIT FLOWER』全世界同時公開トレーラーも上映され、小形プロデューサーからは「追加のシーンも多数用意しています」と制作状況も語られた。また、ニューヨーク「Anime NYC」での菊地さんによるライブ告知に加え、サウンドトラック第2弾が11月15日に発売されることも発表された！

▲アメリカ「Anime Expo 2017」で実施されたガンダムパネルの模様が初公開され、その熱気に劇場からは拍手が起こった！

▲最後はプレゼント抽選会が実施され、太田垣康男先生のサイン入り「サンダーボルト」アメリカ版コミックスがプレゼントされた！

菊地成孔（音楽担当）
ガンダムというコンテンツをやらせていただき、多くの支持を頂けてありがたく思う。サウンドトラックの2枚目は、1枚目を凌ぐ出来になっているので、楽しみにしていただければと思います。ありがとうございました。

小形尚弘（プロデューサー）
英語音声版の上映という初の試みでしたが、これからはこういった形で、世界でもガンダムを展開できればと思っております。11月の『BANDIT FLOWER』も頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

萩野あかね（サンライズ・海外担当）
『サンダーボルト』は、英語の音響チームがとても頑張ってくれました。『BANDIT FLOWER』の制作決定も喜んでいたので、ぜひ発売された際は英語音声版もチェックして頂ければと思います。ありがとうございました。

曽野由大（司会）
「アッガイ博士」など、アッガイ冬の時代を支えたと自負しておりますが、トレーラーを見た後だと、11月の『BANDIT FLOWER』が非常に楽しみになりました。今日はありがとうございました。



「サンライズフェスティバル2017翔雲」では、今後もガンダムシリーズの上映が実施される。初のBlu-ray化が決定した『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』（8/17）、10周年を迎える『機動戦士ガンダム00』（9/3）と、充実のラインナップ。ぜひ参加してみよう。