ゲストに“黒い三連星”登場！「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜 前夜祭」レポート

11月19日（土）より全国15館にて2週間限定のイベント上映がスタートした『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』では、11月18日（金）に東京・新宿ピカデリーにて前夜祭が行われた。

イベント冒頭、力強い「ジェットストリームアタック！」の掛け声とともにガイア役の一条和矢さん、オルテガ役の松田健一郎さん、マッシュ役の土屋トシヒデさん、さらに谷口 理プロデューサーが登場。客席を埋め尽くしたファンの温かい拍手に包まれながら、ステージへと駆け上がった。

さっそくトークショーがスタート。役が決まった時の心境を尋ねられた一条さんの「『機動戦士ガンダム』のファンだから、オーディションを受けられただけでも光栄だった」との答えに、松田さん、土屋さんも大きくうなずく。また、土屋さんはオーディションの合格を電話で聞き「主役で決まりました！」と言われ「アムロかな？シャアかな？」とドキドキしながらよく確認したところ、「（マッ）シュ役」だったというエピソードを披露する。

キャストにはベテランも多く、緊張感ある現場だったが、シャア役の池田秀一さんが楽しんでアフレコしている姿に、誰もが安心感を覚え、のびのびと収録できたとのこと。しかし、出演者が男だらけだったせいか、スタジオ内が大変暑く、実際に測ってみたところ、収録前後で3℃も気温が上がっていたというから、作品にかける熱量が伝わってくる。『THE ORIGIN IV 運命の前夜』Blu-rayに収録のオーディオコメンタリーも、谷口プロデューサー曰く「男祭り」状態で、NGスレスレの勢いになっているとのことなので、気になる人はぜひチェックしてみよう。

さらに、アムロ役の古谷 徹さんについて「良い意味で化け物。（実年齢からは考えられないほど）可愛い」、カイ役の古川登志夫さんについても「そのまんまカイで驚いた」と、『ガンダム』好きな共演者ならではのコメントが飛び出す。
また、今回新たに登場したララァについて、「早見沙織さんは、ララァというキャラクターの産みの苦しみを味わっていた」と、難しい役どころの誕生秘話が明かされた。

完成した本作の感想を尋ねられた一条さんは、“黒い三連星”、“青い巨星”ランバ・ラル、“赤い彗星”シャア・アズナブルが勢ぞろいした状態を“ミラクルチーム”と呼び、興奮を隠さない。ここで谷口プロデューサーから、モビルスーツの戦闘シーンを演じる際の心境について「画面に映るのはほとんどMSのみですけど、どういった気持ちで演じているんですか？」という質問が投げかけられる。3人は異口同音に、自分も動いてしまう、肉弾戦を演じている気分、と答え、映像におけるMSの三者三様の動きとも相まって「操縦しているというよりは、MSそのものになっている」という共通した感覚を挙げていた。

トークショーの後は、登壇者のサイン入りガンプラが当たるくじ引き抽選会を実施。
さらに、恒例となっている「ジーク・ジオン」の唱和では、松田さんがギレンのモノマネを披露すると、場内に大きな笑いが起こる場面も。
最後に、登壇者からのコメントによりトークショーは終了。その後、本編が上映され、大盛況となったイベントは幕を閉じた。



一条和矢（ガイア役）
今後、我々“黒い三連星”と呼ばれるキャラクターたちが、ルウム編へ突入することになっております。その一歩手前となる、この『THE ORIGIN IV 運命の前夜』を見て、世界観にどっぷり浸かっていただければと思います。

松田健一郎（オルテガ役）
人間ドラマ、政治ドラマ、MS戦、非常に濃密な話となっておりますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。スタッフ、キャスト共々魂を注ぎ込んだ熱い作品に仕上がっていると思いますので、みなさんぜひ布教活動の方も、よろしくお願いします。

土屋トシヒデ（マッシュ役）
安彦総監督以下、スタッフの皆さんが魂を注ぎ込んで作っている映像に、負けないようにキャストも命を注ぎ込んだつもりです。ぜひ楽しんでいただきたいですし、その後のルウム編も応援してください。

谷口 理プロデューサー
ここまでたどり着くのに3年かかりました。森口博子さんにも、やっと歌を歌っていただくことができましたので、エンディングをじっくり聞いてみてください。
来年以降上映のルウム編も大変面白くなるかな、と。予告編でもゾクッとします。その前に 『THE ORIGIN IV 運命の前夜』を2度、3度と見に来ていただけますと助かります。本日はありがとうございました。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』全国15館でのイベント上映は、12月2日（金）までの2週間限定で実施中。11月29日（火）にはスタッフトークショーが、イベント上映の最終日となる12月2日（金）には最終上映舞台挨拶が開催される。
上映館では、1週目と2週目で異なる入場者プレゼントが配布されるほか、本編に続けて上映されるルウム編の予告は1週目がメカ編、2週目がキャラ編となっている。
また、Blu-ray劇場先行販売、先行有料配信も同時にスタートしているので、あわせてチェックしておこう。


※本文中、一部敬称略