2 mai 2016
サンダーボルト全4話完結記念スペシャル番組「みんなで同時セッションナイト」レポート
ここでしか聞くことのできない“ガンダムトーク”で大盛り上がり!
全4話が好評有料配信中の『機動戦士ガンダム サンダーボルト』のスペシャル番組「みんなで同時セッションナイト」が、4月27日(水)に都内某所にて行われた。
番組は、「みんなでストリーム」と「ガンダムファンクラブ」にて無料ライブ配信され、イオ役の中村悠一さん、ダリル役の木村良平さん、松尾 衡監督、小形尚弘プロデューサーが出演し、視聴者と一緒に第1話を観ながら、トークとライブコメンタリーをお届けしていくというもの。Twitterでハッシュタグ(#g_tb)を付けてツイートすれば、感想を共有することもでき、多くの感想が集まった。また、ガンダムファンクラブでは会員のみ観ることができるおまけ映像も配信され、大盛況となった。
それではさっそく番組の模様をレポートしていこう。
まずはじめに、本番組のMCを務める小形プロデューサーから視聴者へ「サンダーボルト全4話完結記念、男だらけのピザパーティーへようこそ」と番組を発表し、続いて出演者からの挨拶が行われた。
中村さんは「イオ・フレミング役の中村悠一です。よろしくお願いします。ところで観ている人いますか?」と視聴者からの反応を確かめることができず、少し心配そうな表情をする。
すると、次に木村さんが「木村良平です。よろしくお願いします。Twitterでは観てますってリプライが来てますよ」と挨拶と共に中村さんへのフォローを行い、最後に松尾監督が「監督の松尾です。よろしくお願いします」と挨拶を締めくくった。
次に、『サンダーボルト』第1話のPVが上映され、本イベントの裏テーマである「あなたはどっち派?」の話題へと移る。
まず、イオ派かダリル派かという質問に対して、松尾監督は「イオ派ですね。イオの方がかっこいいですし、ダリルみたいに腕を切るとか痛いことは苦手なので」と語った。中村さんは「漫画原作を読んでいたときからダリル派でしたね。境遇が理解しやすくて、立場が明確だったので」とイオを演じながらもダリルに共感して感情移入してしまうことを告白。木村さんは「僕は両方ですね。どちらの視点からも描かれているので、そのたびにそっちの主人公へ感情移入していました」と主人公が2人いる本作ならではの意見が飛び出した。
次に、本作のオーディションについて、中村さんが「オーディションはイオだけをやりました。ダリルの準備もしていたのですが、受けさせてもらえなかったです」と語ると、木村さんが「僕は両方やりましたけど、そこでやったダリルの演技は、本編のダリルとはまた全然かわりましたね」と語った。それを聞いた松尾監督は、キャスティングについて「中村さんのイオを聞いたときに、これがイオの声としては最大だと感じましたね。そこからダリルのキャスティングも決まりました」と、本作のオーディションにおける裏話を語った。
ここまでの話を受け、今度は視聴者へイオ派かダリル派かのアンケートが実施された。その結果、わずかにダリル派の方が優勢となり、それを見た出演者は「『ガンダム』が好きな人はジオンを好きな人が多いからですかね?」と結果について考察をしていた。
次に、ガンプラの思い出について話が移る。中村さんは「ガンダムが人気で買えなくて、なぜかアッグを買ってました」と子供のころの思い出を語ると、木村さんは自分がおもちゃ屋の息子であったことを告白し「SDガンダムを観ていたので、ガンプラもSDガンダムをよく作ってました。甘やかされてましたね」と笑いを誘った。監督は「名古屋テレビの再放送を観てはまりましたね。そこからガンプラも買いましたよ。でも作るのが大変でしたね」と当時の思い出を語った。また、『サンダーボルト』のガンプラについて、フルアーマー・ガンダムとサイコ・ザクのどちらを作りたいか尋ねられると、中村さんも木村さんも「サイコ・ザク」と答え、ここでもジオン人気の高さがうかがえた。
そこで、今度はガンダム派かザク派を視聴者に問うアンケートが実施された。
その結果、ガンダム派が優勢という結果になり、出演者は「ザクはオーリスや豆腐などコラボレーションする商品が多いのに、やっぱりガンダムが強いですね」とガンダム派優勢のアンケート結果を考察していた。
そしていよいよ、『サンダーボルト』第1話の生コメンタリーがスタートした。
監督からは、喫煙所のシーンでは「サンライズ本社の喫煙所がモデルとなっている」こと、イオのドラムをたたくシーンでは「実際にドラマーがドラムをたたくシーンを撮影してから作画した」ことなどが語られた。
また、イオはジムにも搭乗しているが、その感想を問われた中村さんは「ジムよりもザクに乗りたかったですね。でも一年戦争時のパイロットスーツを着ている人物を演じられたのはうれしかったです」と改めて本作に出演できたことを喜んでいた。木村さんは、ジムが出撃するシーンで流れた音楽について「BGMが本当にかっこいいですね。はやくサウンドトラックがほしいです」と興奮した様子で語り、続けてイオとダリルが初めて出会うシーンでは「ダリルの台詞に力を入れすぎると年齢が上がって聞こえてしまうので、そこは気を付けて演じていました。内に秘めた狂気を最初から表に出さないようにしていましたね」とダリルを演じる際に気を付けたところ語った。
さらに、イオとクローディアのシーンでは、監督から「マンガのテイストを残しつつ、イオなどはあまり動かさなくてもいいような見せ方にして、そのかわりモブなどは動かすようにしてメリハリをつけました」と、キャラクターを描く際のこだわりが語られた。
そうして生コメンタリーは終了。最後は『サンダーボルト DECEMBER SKY』の告知がされ、出演者からのコメントで本番組は幕を下ろした。
中村悠一さん
「こういった形での生コメンタリーはなかなかないので、楽しめました。普段のコメンタリーは収録ですが、今回は生なので若干責任感を感じましたね。ディレクターズカット版には追加カットもあるとのことで、僕自身も楽しみです。本日はありがとうございました」
木村良平さん
「男たちのだらだらとしたトークにお付き合いいただきましてありがとうございます。配信、イベント上映、Blu-rayと作品にふれられる機会が多いのは本当にうれしいです。ガンダムをまだ観たことがない人も、ぜひ観てほしいです」
松尾 衡監督
「まだ『DECEMBER SKY』の追加カットを作っています。今回は楽しかったです。観てくれた人はありがとうございました。またお会いしましょう」
小形尚弘プロデューサー
「この後もイオとダリルの戦いは続きます。イベント上映版もありますので、そちらもよろしくお願いします。今日はありがとうございました」
累計発行部数160万部を誇る太田垣康男氏の大ヒットコミックスを全4話でアニメ化する『機動戦士ガンダム サンダーボルト』。第1話から完結となる第4話が有料配信中で、価格は第1話がセル版500円(税抜)、レンタル版250円(税抜)。第2話以降はセル版800円(税抜)、レンタル版400円(税抜)。
さらに、全4話に新作カットを加えたディレクターズカット版『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』が、6月25日(土)より全国15館にて2週間限定でイベント上映される。こちらもお見逃しなく。
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