キャスト陣も大興奮！「鉄血のオルフェンズ 最終回先行＆ベストエピソード上映会」レポート

▲左から内匠靖明さん、寺崎裕香さん、河西健吾さん、小川正和プロデューサー

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 最終回先行＆ベストエピソード上映会」が、3月26日（土）に東京・新宿ピカデリーにて開催された。

イベントでは、ゲストに三日月・オーガス役の河西健吾さん、クーデリア・藍那・バーンスタイン役の寺崎裕香さん、昭弘・アルトランド役の内匠靖明さん、小川正和プロデューサーが登場。最終話の上映に加えて、ファンの投票で決めるベストエピソード上位3話を、キャストによる生コメンタリー付きで上映。生コメンタリーでは、ゲストによるここでしか聞くことのできない貴重な話が多く語られた。

それではさっそく、上映会の模様をレポートしていこう。


まずはじめに、MCを務めるサンライズの谷口廣次朗氏が登場し、4名のゲストを呼び込む。
挨拶とこれまでの話数を振り返ってみての感想を求められると、河西さんは「僕の中では22話のオルガと三日月のシーンが印象的で、アフレコでは一番しんどかった」と語る。また、寺崎さんはイベントについて「今日は大スクリーンでオルフェンズが見れるということで、私自身もすごく楽しみです。私はドルトに入ってからのお話が好きで、フミタンとクーデリアの話はもちろん、ビスケットとサヴァランの話もすごく好きです」と期待を述べると、内匠さんは「短い時間ですが、今日は皆さんと楽しんでいきたいと思います」と挨拶し、その後、昭弘の“ふぬん”を求められ実演した。内匠さん曰く「懸垂の“ふぬん”は、一瞬にかける思いが強い」とのこと。最後に小川プロデューサーが「今日は25話をいち早く見てくれるということで、お集まり頂きましてありがとうございます…大変でした」と挨拶を締めくくった。

次に、ファンの投票で決められたベストエピソード上位3話が発表された。第3位は「第13話『葬送』」、第2位は「第1話『鉄と血と』」、第1位は「第19話『願いの重力』」と、いずれも屈指の名エピソードが選ばれ、来場者はもちろん、キャストからも歓声が上がる。
上映中の生コメンタリーでは、「シノ」や「ユージン」などの鉄華団メンバーの話や、制作の裏話、アフレコ時のエピソードなど様々な話が飛び出し、劇場のあちらこちらから笑いや歓声が上がるなど大きな盛り上がりを見せた。
ベストエピソードの上映が終了すると、出演者は鉄華団シャツを羽織って登壇。第3位に第13話「葬送」が選ばれたことについて、内匠さんは「『鉄華団 Flag Connection』で全国を周らせて頂いて、その時に『第13話の昭弘と昌弘の話で涙しました』と感想をもらって、この回があったからファンの皆さんに昭弘が受け入れられたんだと思いました。そんな第13話が選ばれているのはうれしいです」と笑顔で語り、寺崎さんは「1話と19話で、三日月とクーデリアの関係性の変化が見れてよかった」とベストエピソードを振り返った。

そして、キャスト陣も完成した映像を見るのは初めてという最終回の上映が行われた。
約30分の上映が終了すると、客席からは大きな拍手が湧き上がり、キャスト陣は再び来場者の前に登壇。河西さんは右腕をジャケットの袖に通さず、第25話の三日月のような格好で登場。25話を振り返っての感想を求められると、「皆さんと作り上げてきた25話を見て、本当にいい作品に出会えた」と感極まった様子を見せる。寺崎さんは「オルガの『生きろ！』のセリフが本当に好き。それからガエリオとマクギリスのシーンで、ガエリオの涙にもらい泣きした」と語ると、内匠さんは「ガエリオとマクギリスもそうだけど、オルガと三日月のシーンやセリフ、いろいろと怒涛過ぎて整理がついてないです」と興奮冷めやらぬ様子。小川プロデューサーからは「制作現場がまるで鉄華団。でも、関わってくれたスタッフの協力のおかげで、時間の少ない中でもキャスト陣の演技に負けない絵作りをすることができたと思う」と語られた。

最後はプレゼント抽選会が行われ、出演者からのメッセージで本上映会は幕を下ろした。


小川正和プロデューサー
一旦、鉄華団のお仕事はここで結末を迎えました。監督や岡田さん含め、心に刺さるような作品をつくれたと思います。これからもよろしくお願いします。本当にありがとうございました。

内匠靖明さん
全国を周って様々な熱いメッセージをもらいました。ガンダムに関わったのは初めてで、ガンダムに乗れるとも思ってはいませんでした。この作品が、1つのターニングポイントになりました。作品について熱く語れる、そんな作品に関われて本当に幸せです。

寺崎裕香さん
多くの人が集まってくれて本当に幸せです。1ファンとして楽しみな作品に関われてうれしいです。ラジオ「鉄華団放送局」の第25回にはオルガ役の細谷さんもゲストで来ているので、そちらもよろしくお願いします。今日はありがとうございました。

河西健吾さん
10月に行われた第1話の先行上映会で、上映後のお客さんからの歓声を聞いて、これはいけると思いました。今日も、多くの方が足を運んでくれて、本当にうれしいです。今日はありがとうございました。


TV放送後には「2016年秋、鉄華団再び」と発表がされたほか、毎月振り返り上映会が実施されることも決定した『鉄血のオルフェンズ』。
まだまだ目が離せない本作の、今後のさらなる展開に期待しよう。