1er avril 2015
MSV-R「ジョニー・ライデン&シン・マツナガ」コミックス発売記念ライブ「真紅の稲妻と白狼の伝説II」レポート
Ark Performance先生&虎哉孝征先生登壇!サプライズゲストも!
東京・お台場でニフティが運営するイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」では、トークイベント「真紅の稲妻と白狼の伝説II」が3月29日(日)に開催された。
昨年に続き2回目となる今回のイベントは、月刊ガンダムエースで好評連載中の「機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還」と、「機動戦士ガンダムMSV-R 虹霓のシン・マツナガ」のコミックス最新刊の発売を記念して開催されたもので、トークショーにはそれぞれの著者であるArk Performance先生と虎哉孝征先生が登壇。ガンダムエースの担当編集である財前氏を司会に、最新コミックスに収録される話数の注目ポイントや裏話などが繰り広げられた。
まずは「虹霓のシン・マツナガ」の著者・虎哉孝征先生が登場し、最新第5巻の注目ポイントとして、様々なガンダムシリーズからゲスト登場するキャラクターたちに言及。
連邦のパイロットたちがジャブローに集結するシーンでは、『機動戦士Ζガンダム』のブラン・ブルターク、PS2「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…」やPS2「機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles」など、分かる人には分かるキャラクターたちが多数登場しているため、「キャラクターを探せ!」的な楽しみ方ができることが紹介された。
▲勢ぞろいする連邦軍パイロット。どこかで見た顔ぶれが並ぶ。
さらに、ハマーン・カーンの登場シーンをピックアップ。時代的には、北爪宏幸先生の著書である「機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像」にて描かれた14才のハマーンから2歳若い、12歳くらいであるというハマーンだが、単なるファンサービスでなく、出演させた理由は別にあるという。その理由は、今後明らかになっていくとのことだ。
また、第4巻にて印象深い“地獄の門”のシーンについて虎哉先生は、「漫画家であれば一度は使いたいダンテの『神曲』ネタが上手くピースにはまった」と語り、同シーンに登場する、トウヤ・シロナギ少佐へと話が移る。
本作では珍しいオリジナルキャラクターであるトウヤは、当初「シン・マツナガ」を掘り下げて描写するためのライバルとして作られた、対となるキャラクターであると語りつつ、その2人の関係性についても今後期待してほしいとコメントした。
▲読者に衝撃を与えた12歳のハマーン・カーンの登場シーン。
さらにここで、月刊ガンダムエースにて連載された「MSV-R」において、大河原邦男氏へメカデザインを発注する以前のデザインラフの作成に携わってきた、メカニックデザイナーの片貝文洋氏がサプライズゲストとして登場。
片貝氏が手掛けた機体として「ジュリック」が紹介され、元々ゴッグのバリエーションをゴリラ風に、というオーダーから生まれたという秘話が語られた。
片貝氏自身も描いているうちに盛り上がり、水中では水亀形態に、陸上ではゴリラ形態に変形する機体としてデザインしたものの、変形機構を持つMSが出現するのが『機動戦士Ζガンダム』の時代からだということで、結局無しになったという裏話も飛び出した。
▲片貝氏による「ジュリック」の貴重なデザインラフ。ラフの状態でもそのインパクトが伝わってくる。
休憩を挟んでの第2部では、Ark Performance先生が描く「ジョニー・ライデンの帰還」の第9巻にて登場する「アスタロス種」の話題へ。
元々はPS2「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…」に登場する植物だが、同ゲームの監督であり、数々の「ガンダム外伝」シリーズを手掛ける徳島雅彦氏とArk Performance先生が知り合った際に、未公開資料の存在を知り、懇願して見せてもらったことろ、徳島氏が大学の研究員に相談をしつつ作りこんだ、研究資料といってもいいほどしっかりとしたものであったため、Ark Performance先生からの熱いオファーで今回漫画に使わせてもらうことになったのだという。
さらに、「MSV-R」自体が終了してしまったことに起因する、漫画に登場させるMSが無くなってしまう「MS枯渇問題」へと言及。財前氏より、大河原氏に今後描いてもらいたい新たな「MSV-R」について問われたArk Performance先生は、「主な舞台が宇宙になるので、宇宙の機体が欲しい」と要望。
さらに、「『このMSは以後解体されてジムに戻された』とか、『このMSは実在しない』という設定になると登場させることが難しいので、ぜひ残す隙を作っておいて欲しい(笑)」と、笑いを交えつつも切実な願いを語った。
このほか、イベントでは、「キシリアのヘルメットの置き場所問題」や、ヴァースキの話題に加え、一番思い出深いガンダムゲームについてなど、興味深い内容がたっぷりと語られた。
イベントの最後には、来場者へのプレゼントとして、Ark Performance先生と虎哉孝征先生それぞれの直筆イラスト色紙やサイン入りのイラストがプレゼントされるじゃんけん大会が実施されたほか、来場者全員に作品の複製原画がもれなく配布されるなど、会場は大盛り上がりとなった。
▲直筆のイラスト色紙やサイン入りイラストなどファン垂涎の大盤振る舞い!
▲2作品の複製原画がランダムで配布されたぞ!
なお、本イベントの模様は、東京カルチャーカルチャー Ustreamチャンネルにてアーカイブ配信も行われている。こちらもあわせてチェックしておこう。
▼ 東京カルチャーカルチャー Ustreamチャンネル
http://www.ustream.tv/recorded/60485378
コミックス「機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還」1~10巻と、「機動戦士ガンダムMSV-R 虹霓のシン・マツナガ」1~5巻は、KADOKAWAより好評発売中。
また、総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」でも両作品の電子書籍が好評配信中だ。
2つの「MSV-R」コミックスをまだ読んでいない人は、ぜひこの機会に読んでみよう。
また、今週末の4月5日(日)には、同じく東京カルチャーカルチャーにて、「シャアの日常」第3巻の発売を記念するトークイベントが実施予定となっている。
前売りチャージ券は、現在 イープラスにて販売中。一般販売は4月4日(土)18:00までとなっているので、お見逃しなく。
詳しくは、「東京カルチャーカルチャー」公式サイトの スケジュールページをご覧ください。
(ガンダムインフォ編集部)
ジョニー・ライデンの帰還10巻&虹霓のシン・マツナガ5巻発売記念ライブ
「真紅の稲妻と白狼の伝説II」
[日時] 2015年3月29日(日)
[会場] 東京カルチャーカルチャー
「真紅の稲妻と白狼の伝説II」
[日時] 2015年3月29日(日)
[会場] 東京カルチャーカルチャー
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